こんにちは!へいちゃん(@kohei55net)です!
シリーズ第2弾の記事です。
初回は、セゾン資産形成の達人ファンド#1/投資初心者にもオススメの投資信託か?でファンド自体のパフォーマンスについて触れました。
今回は、「いつから積立し始めてもよいファンド」と言えるパフォーマンスの中身を少し詳しく見てみたいと思います。
「セゾン資産形成の達人ファンド」で積立をしています。いわゆる、長期投資というものです。
投資信託との関わりは4年ほどになりますが、私の周りにはまだまだ投資信託(ファンド)を使って、長期投資したり、資産形成をする人は圧倒的に少ないです。
普段から一人でも多くの人が投資信託を通じた資産形成作りや、投資信託というツールの素晴らしさを知ってほしい。
何回かに分けて、自分が積立しているセゾン資産形成の達人ファンドを紹介しつつ、投資信託(ファンド)の理解に繋がるような記事になれば嬉しいです。
その前に前回のおさらいから
このセゾン資産形成の達人ファンドの運用目的は、次の通りでした。
●世界におけるグッドカンパニーの株式に割安に投資することにより、市場平均を上回るリターンを獲得を目指すファンドを見つけてそのファンドに投資する
●為替ヘッジは原則として行わない
良く運用できているファンドを見つけることが、このファンドの「腕」です。ただ、あくまで市場平均を上回るファンドをセゾンが見つけてきて、そこに投資すると言っています。
そして、結果的に運用開始して12年間のトータルで見ると、参考指数(MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス)を27.7%上回っていました。
12年間のトータルで勝っているとはいえ、大切なのは「勝ち方」です。
その部分を詳しく見ていこうと思います。
どういう勝ち方をしているかは、投資信託を選ぶ大切なポイント
コツコツ勝てるファンド
以下、セゾン資産形成の達人ファンドと参考指数との比較で、「差異」で実際の差を表しています。
こうみると、12年間の間でセゾン資産形成の達人ファンドは、4回しか負けていないことがわかります。つまり、8回勝っている。
8勝4敗が、積み重なって27.7%という数字を生んでいるということです。
しかも、そのうちファンドがどれくらい寄与しているかというと、23.1%寄与しているので、約束通り、このファンドは「良いファンド」を入れてるね、ということが理解できます。

大勝するファンド、コツコツ勝利するファンドのどっちが良いか?
このファンドは、27.7%の差異を12年かけて生んでいます。
12期運用報告会でエグゼクティブアドバイザーの房前さんが言っていたんですが、「1期だけ大勝した後、2期以降は±0だとしたら、そんなファンドって欲しいですか?」ってことです。
1勝11分で27.7%、8勝4敗で27.7%。同じ27.7%。
仮に「1勝11分」というファンドを2年目に勝った人は、11年持っていても何の収益も生まないファンドを持っているだけになります。
大切なことは「毎年毎年ファンドの成績はどうなのか」
なぜか?
「毎年少しずつ積み上げていけるファンドだからこそ、いつ勝っても安心ということに繋がっていくわけですよね」と房前さんの弁です。
長期投資で保有するファンドとして、コツコツ毎年少しずつプラスを積み上げることができるファンドである、ということの大切さが理解できると思います。(あくまで1つの考え方)
しっかりしたファンドを組み入れているからこそ
組み入れているファンドの業種(セクター)も多少バラツキがあるので、毎年好調なセクターは変わってきます。
なので、連続してプラスになるのは難しいですよ、と房前さんも仰ってました。
一方で、しっかりしたファンドを組み入れていると、逆に2年連続で負ける可能性は低いだろう、と。
事実、上の表の「ファンドの寄与」では3回しか負けていないことがわかります。
しっかりとしたファンドを選んでいるという結果が、この表にも現れているということです。
なのでこのファンドは、やっぱり良いファンドを見つけて組みれているかをしっかり見ていかなければいけないということなんです。
まとめ
差異27.7%が、どういう勝ち方によってもたらされているか、は長期で保有するファンドかどうかを見るポイントの1つですね。
資産形成の土台として持っておくファンドとしては、やっぱりコツコツ勝利を積み重ねていき、負けにくいファンドのほうが良いじゃないか、と個人的に思っています。
12年の間で、8勝4敗という数字はまずまずというか、かなり良いんじゃないですかね。
しかも、「連敗」が今のところない。スポーツの世界でも、「連敗」しないチームは強いですよね。しっかり立て直すことが出来る自力を持ったファンドと言えると思います。
結論としては、「いつから積立し始めてもよいファンド」と言えるパフォーマンスを出していますね。
次の記事では、27.7%の源泉とも言える、組み入れられているファンドについて見ていきたいと思います。
