こんにちは!へいちゃん(@kohei55net)です!
セゾン投信という独立系運用会社の商品である「セゾン資産形成の達人ファンド」を毎月コツコツと積立をしています。
投資信託との関わりは5年ほどになりますが、私の周りにはまだまだ投資信託(ファンド)を通じて、長期投資や資産形成をする人はまだまだ少ない気がします。
普段から一人でも多くの人が投資信託を通じた資産形成作りや、投資信託というツールとしての素晴らしさを知ってほしいなぁと思っています。
何回かに分けて、積立しているセゾン資産形成の達人ファンドを紹介しつつ、投資信託(ファンド)の理解に繋がるような記事になれば嬉しいです。
今回は、なんと言っても資産形成をすることが目的ですから、パフォーマンスが良い投資信託じゃないと、安心出来ませんよね。
まずは、資産形成ツールとして大切な数字面をみていきましょう。
嘘つきファンドか、有言実行ファンドか?
投資信託(ファンド)には、必ず運用の目的というものがあります。
セゾン資産形成の達人ファンドの目的は、以下の通りです。
●世界におけるグッドカンパニーの株式に割安に投資することにより、市場平均を上回るリターンを獲得を目指すファンドを見つけてそのファンドに投資する
●為替ヘッジは原則として行わない
良く運用できているファンドを見つけることがこのファンドの「腕」です。ただ、あくまで市場平均を上回るファンドをセゾンが見つけてきて、それに投資すると言っています。
とはいえ、結果的に、セゾン資産形成の達人ファンドが市場平均より下回ってもらっては困る、というのはありますよね。
さて、投資信託を選ぶ時に、そのファンドの目的や、目的通りに運用されているか、を確認することは大切です。
なぜ大切なのかというと、「姿勢」と「結果」がファンドの存在意義の1つだからです。
- 「姿勢」は、目的通りに運用をしようとしている姿勢
- 「結果」は、目的通りの結果を得ているという成果
姿勢と結果の両面で、目的が果たされていないファンドを信頼する人はいないでしょうし、そんな投資信託が資産形成に資するだけのファンドとは言えないからです。
では、「良い運用が出来ているファンドを見つけてそれに投資する」という目的が、本当に果たされているんでしょうか。
今回はまずセゾン資産形成の達人ファンドが運用されて、計12年間のパフォーマンってぶっちゃけ市場平均に比べてどうなの?って素朴な疑問に答えます。
過去12年の運用で、参考指数を上回っているか?
これから説明する数字は、あくまでファンドそのもののパフォーマンスで、投資家のリターンの話ではありません。ご注意ください。
このセゾン資産形成の達人ファンドが、他のファンドと比較して優秀かどうかを測るには、何か「物差し」が必要になります。
セゾン投信さんは、MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス(配当込)という指数を参考指数として利用しています。
これはざっくりいうと、世界の経済成長全体を指数にしたイメージです。
少し具体的にいうと、世界のアメリカやイギリスなどの先進国から新興国まで幅広く、45カ国位上の株式市場から2500を超える銘柄を採用しています。
世界の市場の約85%の上位銘柄が採用されているので、「世界の経済成長そのもの」くらいのざっくりしたイメージと思って頂くとよいかと思います。
そのMSCIオールカントリー・ワールド・インデックスに対して、セゾン資産形成の達人ファンドが始まった13年間と比較したらどうだったか。
2019年の12/10に13期目のシーズンが終わりました。13期目の公式発表の数値を基に説明します。
じゃん!
●MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス(配当込)
設定来:103.5%
●セゾン資産形成の達人ファンド
設定来:134.7%
その差が、31.1%。そのうち、17.8%、つまり約57%がファンドの寄与。
31.1%上回っているだけではなく、その数値の半分以上(約57%)がセゾン投信が選んだファンドのパフォーマンスが良かった為、その差が生まれているということがわかります。
セゾン資産形成の達人ファンドは、現在9本のファンドで構成されています。
過去に売却したり、新たに投資したファンドもあるので、過去13年間で投資してきたファンドの成績のトータルが、31.1%というわけです。
つまり、上にあった市場平均を上回るリターンを獲得を目指すファンドを見つけてそのファンドに投資する、という目的が果たされている、と言えます。
有言実行のファンドですね。
むしろ、ちゃんと目的通りに13年間実直に多くの投資家の資産形成に寄与するファンドを作って、さらに維持していると言えます。
設定来100%以上というのは、簡単に言うと、軽く2倍以上に増えたということですからね。
ただし、過去の数字なのでこれからはわかりません。これはちゃんと理解しておく必要があります。
他のことにも言えますよね。去年30本ホームランを打った選手が、今年も30本を打てるかの保証はどこにもない、ということです。
ただ、同時に言えることは、セゾンという会社はより良いパフォーマンスが生まれるような体制づくりも含めた努力を地道に続けている会社、ということは言えると思います。
市場平均そのものに投資をするファンドもある
さて、投資信託(ファンド)には色々な種類があります。
セゾン資産形成の達人ファンドは、良いファンドを見つけてそこに投資をするファンドです。
良い企業を見つけて、その企業にだけ投資をするファンドのことを、アクティブファンドと呼びます。(そういう意味では、セゾン資産形成の達人ファンドもアクティブファンド。)
一方で、MSCIオールカントリー・ワールド・インデックスのような参考指数に連動して、市場平均のリターンを狙う「インデックスファンド」と呼ばれる種類もあります。
実際に、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)というファンドは、上の指数に連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。
ざっくりいうとこんなイメージです
●セゾン資産形成の達人ファンド
世界全体の中で、成長力のある割安な企業だけを厳選して投資するファンド
●eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
世界全体の市場成長の平均を取り込み、予め決まった企業に投資するファンド
まとめ
セゾン資産形成の達人ファンド、13年間のトータルでいうと、参考指数のパフォーマンスをはるかに超えていることがわかりました。
まず、ここまでのトータルのパフォーマンス面で見ると、悪くはないというよりも、むしろ良いという印象ですね。
これから何回かに分けて、セゾン資産形成の達人ファンドを通じて、投資信託ってどんなものなのかとか、どういうファンドなのか、とか紹介していきます。