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資産形成・投資

「価格競争には与しない」と断言するブレないセゾン投信の経営哲学

こんにちは!へいちゃん(@kohei55net)です!

2018年の9月にセゾン投信が、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの信託報酬を引き下げたことについて記事を書きました。

その際に、少しだけ触れたのですが、セゾン投信は「価格競争には与しない」という経営哲学を持っているので、この信託報酬の引き下げは、単なる「値引き」を意味しない、と。

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実は、セゾン投信が「価格競争には与しない」という考えを持っている理由を聞いたのは、2018年2月に参加した11期の運用報告会でのことでした。

最近、つみたてNISAが始まったのと関連して、インデックスファンドの低コスト化が進んでいますが、投資家の間では「信託報酬は安いほど良い」という声が多いです。

安かろう良かろう、は最強です。

ただし、それが持続可能なビジネスモデルであれば、の話です。

安さだけを追求した先に、社会にどういう歪みを生むのか、どういうコストが跳ね返ってくるのかは、想像に難くありません。

2018年2月第11期運用報告会に参加した際に、ある受益者がこういう趣旨の質問を中野社長に投げかけました。

「グローバルバランスファンドについて聞きたい。11年前に設定された時に比べると、グローバルバランスファンドもコスト面での優位性はかなり落ちてきているのではと思っています。中野社長のコメントで拝見したが、「価格競争には与しない」とこちらとしては理解しています。価格競争には与しないのであれば、一体どういうところで勝負をしていくのか、という今後の方針を教えて頂ければと思います」

実際、最近は信託報酬が0.1台%から0.2%台の超低コストのインデックスファンドを大手の運用会社は出してきている現状があります。

一見すると、それは圧倒的に素晴らしい投資環境のようにも思えます。

しかし、この受益者からの質問に対する中野社長は、低コストで有名なアメリカの独立系運用会社であるバンガードを例に出し、それと同水準の低コストインデックスファンドのあり方に疑問を呈しました。

確かにその超低コストのインデックスファンドを活用する詳しい投資家にとっては、良いことかもしれない。ただ、一方で業界全体を考えた時に、残高0円でその水準でのファンドを1本作るということは、どれだけ効率的にやっても年間に少なくとも数百万円の費用がかかるし、さらに人件費もかかる。ファンドが相当の規模にならない限り、黒字にはならない。

これが今の実態である、と。

バンガードの低コストというのは、30年かけてちょっとずつ大きくなっていくその段階で、利益が余計に出てきた分をちょっとずつ下げて下げて下げて、30年かけて今のところに行き着いているわけで、それは極めて健全な低コストなんです。

では、なぜ大手がそれを出来るかと言うと、それこそが顧客本位の業務運営違反だと僕は思っているんですが、つまり、それを使う人は安く活用できて嬉しい、それはいいです。でもじゃあ会社全体がどうやって維持していくんですかっていったら、間違いなく高い給料を払うためには、他のところで利幅の厚い、まさに利益相反があるようなものをビジネスとして積み上げていってそちらで飯を食っている分で、こちらは赤字を垂れ流しても体力でやっていける。

こういう仕事を僕らは、当然する気もないし、こんなことをする会社だったら最初から作る意味がないので、なので低コスト競争に与したくても当然出来ないし、そんなことには参入しないとというある種の深い哲学があります。

これはもう経営哲学の部分の話なんです。

セゾン投信の価値は、そこに参加してくださっている最高の顧客マーケットで、最高の品質が長期にわたって最高のポートフォリオを支えるんです。

そういった真心にこそ価値がある。

それから、セゾン投信に集まるお金、そしてそこにあるお客様のコミュニティにこそ価値がある。

そして、セゾン投信という会社は、1人1人のお客様の投資行動にしっかりとそれを正しい方向に導いていくということこそが顧客本位であり、これこそが我々運用会社としての立場でのサービスである、と。

ですから、こういった付加価値を目一杯提供しているつもりです。

ずっと以前からから申し上げている通り、まだまだ体力がないので、去年1ベイシスだけでも下げましたけど、これをずっとバンガードのように10年、20年、30年とかけてずっと続けていくというビジネスモデルは社会への約束事なんですね。

-セゾン投信第11期運用報告会より-

価格競争には与しないと断言したセゾン投信の経営哲学に沿って、下げられた信託報酬は、単なる「値下げ」ではないことがわかります。

中野社長も「信託報酬は安いほうがいい」と思っている上で、会社の体力に合わせつつ、理想とする顧客本位の業務運営に寄り添い、バンガードのように長い年月をかけながら少しずつ信託報酬を下げてきています。

優良な投資信託を運営していくには、そこに集まってくる顧客とお金の質が担保されない限り、長期投資に相応しいだけのファンドの運用が困難なんですね。

セゾンよりも遥かに安い信託報酬の低コストインデックスファンドは無数にある中でも、資産が流入し続けていることは、「大切なことは信託報酬の安さ」だけではないことを、一定の投資家が理解していることの証左なんだと思います。

こういう投資哲学がぶれない限りは、これからもiDeCoはセゾン投信でやっていくつもりです。

これからもセゾン投信を応援していきたいと思います。

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「サッカーだけじゃない!」ブログ管理者。サッカー、習慣化、長期投資、コミュニケーションなどのテーマで幅広く書いています。