こんにちは!へいちゃん(@kohei55net)です!
2015年頃、将来のお金のことに少しずつ不安を感じ始めた時に投資信託というものに出会いました。
もちろん、その当時は投資のこともズブの素人だし、投資信託って何?って感じでした。
当時たまたま見ていたテレビで、元鎌倉投信のファンドマネージャーだった新井さんの存在を皮切りに、投資信託っ面白い!!と感じるようになりました。
その時、You tubeの動画を貪るように見る中で、出会ったのがセゾン投信に代表される、「独立系の投信運用会社」でした。
今思うと、投資信託という世界の入り口がこの「独立系」で良かったなと心から思う、というお話です。
これから投資信託やファンドを何にしようかなと考えている、投資未経験や初心者向けの方にも参考になればと思います。
「業界」から飛び出した人達が作った、独立系という希望の星
投資信託の業界では、「独立系」と呼ばれる運用会社があります。
私はこれら独立系の運用会社を、投資信託業界の「希望の星」と呼んでいます。
【主な独立系の運用会社】
- さわかみ投信
- セゾン投信
- レオス・キャピタルワークス(ひふみ投信)
- 鎌倉投信
- ありがとう投信
- コモンズ投信
上記は日本の主たる独立系運用会社ですが、投資信託業界では、ある種、異彩を放っています。
なぜなら、日本の投資信託業界で、従来のあり方を根本から変えたからです。
普通に考えるとありえないんですけど、これまでの投資信託の業界って、完全にお客さんの方を向いてないんです。
お客さんの資産形成のために投資信託(ファンドとも呼ぶ)があるのではなく、証券会社とか銀行の営業マンが販売手数料を儲けるための「道具」みたいな位置づけとしてあったんです。
令和になったこのご時世でも、未だにそういう悪しき商売が続いているところもあります。
何故かと言うと、ファンドを運用する人たちは、お客さんの資産形成が少しでも増えるようにと思い、運用するんですが、販売サイドがその思惑とは違って、自分たち都合でどんどん売買を繰り返し、手数料を稼ぎ、販売ノルマを達成することが「常識」の世界だからです。
私は今の仕事柄、金融機関の人と話をよくする機会があるんですが、お客さんが個人でも、法人でもこういう売買を繰り返して手数料を稼ぐ「回転売買」は、平気でやってたって話を聞きました。
で、上の独立系の運用会社を創った人たちは、その業界が本当にお客さんの資産形成のツールとして「投資信託」が生かされてないって痛感して、業界を飛び出した人たちなんです。
自分たちで、本当にお客さんの資産形成に資するファンドを作り、運用し、それを直接届けたい。
本来のあり方を追求したいと思い、「直販」という形で、投資信託業界に風穴を開けた人たちだったんです。
なので「独立系」と呼ばれています。
投資信託に出会ったのは、ワールドインベスターズTV(石田さん)で、セゾン中野さんのはる寿司へようこそ、という番組だった。
あれで、草食投資隊や、独立系投信、投資信託ってこんな世界なんだって知ったのが最初だった。改めて見ると面白いな。
投信の入口が窓販だったら今頃やってないかも笑
— へいちゃん (@kohei55net) 2019年4月29日
そういう業界のことも知らなかった私が、最初に出会った投資信託が「独立系」だったのは、本当にラッキーなことだなと今でも思っています。
セゾン投信中野さんと、ひふみ投信の藤野さん
You tubeを見ていたら、偶然その当時に見た動画を発見しました。
最初に投資信託という存在に出会ったのが「独立系」だったのがラッキーだといま思えるのは、投資信託とお客さんへの実直な想いをこの2人が持っていたからです。
私が当時貪るように見て、投資信託のことを勉強してました。
「すべての県にお客さんができたんですよね」(10分ごろ)って2名の話がとっても嬉しそう。
私自身、投資信託のことは全然知らなかったけど、こういう風に真面目に取り組んでいる方がいらっしゃるんだなと思って、それからどんどん投資信託のことにのめり込んでいったことを覚えています。
何ていうか、詳しいことわからなくても、なんか「ちゃんとしているな」って印象を持てたんですよね。
将来のお金のことが心配だから、と銀行や証券会社に連絡をしていたら、きっとカモにされて今ごろ投資信託ってやっていなかったかもしれません。
何度も足を運んだからこそ、わかったこと
独立系の投資信託を直販で販売する会社があると分かってから、とにかく色々な投資信託の本を読んだ。動画も見た。
でも、やっぱり直接会って話を聞いてみたかった。
始めて独立系の運用会社のセミナーは、セゾン投信の中野さんでした。
それで2015年の7月に熊本でセミナーがあることがわかったので実際に駆けつけて話を聞いてみた。
また、10月にはちょうどゆうちょ銀行とセゾン投信との提携セミナーが福岡で開催されたので続けて講演に参加してみた。
やっぱりどこの会場でも伝えていたことは、顧客ファースト、顧客本位の投資信託を運用し販売する会社であり続けたい、ということでした。
特に印象的なのは、「セゾン号」って言葉です。中野さんがよく使われる言葉です。
セゾン投信で長期で積立をするお客さんや投資家さんが同じ乗り物に乗って長期投資の旅を楽しむ様の例えを、「セゾン号」って言葉で表現されます。
セゾンの顧客は、単なるお客さんじゃない。セゾン投信は、長期投資という同じ志に共感した仲間で作られたコミュニティなんですね。
だから、セミナーに参加するとよくわかるんです。
何がか?
ファンドの良さとか運用パフォーマンスはもちろんいい。でも、もっと深いところで繋がっているから、顧客がセゾンを信頼しているってことがよくわかるんですね。
私は独立系の運用会社のセミナーは、福岡である時はほとんど参加しました。
今までに、セゾン投信のほか、レオス・キャピタルワークス、鎌倉投信、さわかみ投信、コモンズ投信など、それぞれかなりの行ってみて、実際の会社の人の人柄や雰囲気などを感じるようにしました。
やっぱり行ってみてどこも面白いですし、お客さんとの関係性をとても重視していることがすごく伝わってきます。
もちろん、それぞれ自分のところのファンドを買ってほしいと思っているでしょう。けど、それよりも、投資家がそのファンドを買いたいって思ってくれるような関係性を築くことを、もっと重視しているように感じました。
なぜなら、運用する会社が心からの信頼を獲得しない限り、長期投資を謳う運用会社の運用は夢物語になってしまうからです。
銀行や証券会社で投資信託を買うお客さんの多くは、相場が下がった時に、「売り」に走るんですね。運用会社からすると、お金を返すために現金化する必要がある。
本当は相場が下がったときほど、安く買えるのに、資金を現金化しなければならない。そういう状況が投資信託の運用パフォーマンスに悪影響を与えるんです。
だから、下がったときこそ、多くの資金を流入してくれる本物の長期投資家に支えられる独立系の運用会社は、同じ船に乗った「投資仲間」とともに歩んでいるんです。
これがとっても素敵なことだな、と思っています。
独立系に出会っていなければ、投資信託を単なるお金を増やすツールくらいにしか思っていなかっただろうなって感じています。
独立系との出会いがあったからこそ、投資信託を通じた様々な気づきや出逢いを生んでくれています。
本当に心から良かったなと思います。これからもコツコツ投資を続けていきます。
レオスのひふみ投信