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football

【2019年導入】「Jリーグ・ホームグロウン制度」をわかりやすく解説。

こんにちは!へいちゃん(@kohei55net)です!

2018年11月にJリーグの理事会で承認され、2019年から本格的に導入開始となる「ホームグロウン制度」について、導入された理由や背景なども交えて、その概要などを詳しく紹介したいと思います。

ホームグロウン制度とは?

2019年から導入開始となるホームグロウン制度について、目的や内容などを詳しく見ていきたいと思います。

ホームグロウン制度導入の目的

Jリーグのリリースによれば、以下のように発表しています。

各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくこと。

へいちゃん
へいちゃん
どのクラブも育成には力をいれているように思えるけど、選手育成にもっとコミットしなさいよ、ということですね

ホームグロウン選手とその定義

Jリーグ各クラブは、ホームグロウン選手を規定の人数以上、トップチームに登録しなくてはいけない、というルールが設けられました。

では、ホームグロウン選手とはどんな選手のことを言うんでしょうか。Jリーグが定義しているのは以下の通りです。

  1. 12歳から21歳の間、3シーズン又は36ヶ月以上、自クラブで登録していた選手
  2. 満12歳の誕生日を含むシーズンから、満21歳の誕生日を含むシーズンまでを対象とする
  3. 期間は連続していなくてよい
  4. 21歳以下の期限付き移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウントする
  5. 選手を国籍、又はプロ/アマの別、又は年齢で区別しない
  6. JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とみなさない。

①と③から言えることは、

例えば、12歳から15歳までジュニアユースに所属していたけど、ユースに昇格できず、高校や大学に進学してまた戻ってきたら、ホームグロウン選手としてカウントできるってことです。

例えば、少し古い話ですが、中村俊輔は、横浜FMのジュニアユースからユースに昇格できず、桐光学園を経由して横浜FMに戻ってきました。

こういう場合は、横浜FMにとって中村選手は、「ホームグロウン選手」としてカウントできる、ということですね。

理想は、ジュニア→ユース→トップが順番での昇格ですが、現実的にはそんなに簡単ではない中で、いかに高校や大学を経て元々のクラブに戻ってきたい、と感じてもらえる魅力的なクラブになっていくか、も今後求められることになるでしょう。

ホームグロウン制度の規定の人数

  • ホームグロウン選手の登録数は、開幕時の登録ウインドー終了時にカウント
  • 期限付き移籍の選手は、移籍先クラブでの登録とみなす

各カテゴリにおける規定の人数は、以下の通りです。

カテゴリ J1 J2 J3
2019年 2人以上 定めなし 定めなし
2020年 2人以上 定めなし 定めなし
2021年 3人以上 定めなし 定めなし
2022年 4人以上 1人以上 1人以上

2019年からすぐに関係があるのは、J1のみとなっていますが、遅かれ早かれJ2やJ3もホームグロウン選手を準備しなければいけない時期がやってきます。

2018年シーズンのV・ファーレン長崎、を例にとって考えてみる

ホームグロウン選手は何人いたか?

上に書いた定義で考えてみると、2018年シーズンのV・ファーレン長崎には、ホームグロウン選手は1名しかいません。

・FW:山本 廉(U-18所属)

現在、V・ファーレン長崎のU-18所属で、2種登録といってトップチームの試合にも出場ができる形式の登録をしている選手です。

長崎の場合は、1名しかホームグロウン選手がいませんでした。

登録数が規定に満たいない場合はどうなる?

規定に満たいない場合は、以下のような規定があります。

◆ホームグロウン選手登録が規定数に満たない場合

  • 不足人数と同数を、翌シーズンのプロA契約25名枠から減ずる
  • AFCチャンピオンズリーグ出場クラブの場合、プロA契約27名枠から減ずる

2021人からは3名、2022年からは4名と徐々に増えていきます。

簡単にいうと、プロA契約とは、報酬に上限がない契約のタイプとなっていますが、これが2022年からは4名以上の登録を出来ない場合は、翌シーズン2023年には、その不足数と同数をプロA契約選手を減らさなければいけません。

つまり、2022年にホームグロウン選手が0名だとすると、2023年にはA契約の選手は、21人しか登録が出来ないことになります。

2019年シーズン、松本山雅FCはホームグロウン選手としてカウントできる選手2名をJ2のクラブにレンタルで放出させたため、2020年J1に残留する場合は、プロA契約枠から2名減らされることになった。

「来年A契約が減らされるのは承知の上でも、2名の将来性を考えて判断した。若手に出場機会を与えることを優先した。鍛えて戻すのがクラブとしての考え方」とクラブは説明している。

もちろん、B契約やC契約の選手も他にはいますので、一概にすぐに戦力ダウンとはなりませんが、本来はA契約の選手は「主力クラス」や「準主力クラス」ですから、契約したいと思っている選手を補強できる枠が減ってしまいます。

存続される現制度

今回のホームグロウン制度の導入ですが、既存の制度で継続されるものももちろんあります。それが以下の通りです。

  • 自クラブ第3種又は2種チームで3年以上育成したプロA契約選手を、プロA契約25(ACLは27)名枠外で登録できる制度は存続する
  • 当該選手はホームグロウン選手と見なされる

ホームグロウン制度の今後

2019年からの外国人枠が大きく変わることも、ホームグロウン制度が導入れたことも無関係ではないと思っています。

外国人選手枠は、J1~J3まで選手登録の数だけでいうと、何人でも登録ができるようになりますし、特にJ1では5人まで同時に出場することが可能です。

この他、タイ、カタール、ベトナムなどの提携国枠があり、これは外国人選手枠とカウントされないので、2019年以降は22人のうち、外国人選手のほうが日本人選手より多い、という状況が生まれるでしょう。

ただ、Jリーグの存在意義として、「日本代表や日本サッカーの強化」という部分に繋がっていかなければいけないところもあります。

それを踏まえて、外国人枠を増やしてレベルの高いリーグにしていこうという思惑の中でも、しっかり若手育成にも注力をして、未来の日本代表選手を育てていこう、という考えがこのホームグロウン制度に込められていると思います。

ただ、個人的には、下部組織出身が多く出場し結果を残したクラブに、「ホームグロウン分配金」なる制度が生まれて、どんどんクラブにお金が流れていく仕組みに発展的に成長してほしい、と考えています。

例えば、ホームグロウン選手のリーグの出場時間に、リーグ順位が係数としてカウントされて、その結果に応じて、傾斜配分されるようなものになっていけば、素晴らしいと思いませんか?

選手を育てて、育てた選手で結果を出したクラブにお金が集まってきて、またそのお金を育成に投資できるというサイクルが生まれれば、もっと素晴らしいホームグロウン制度になっていくのではないか、思います。

ABOUT ME
kohei55
「サッカーだけじゃない!」ブログ管理者。サッカー、習慣化、長期投資、コミュニケーションなどのテーマで幅広く書いています。