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【2018年ロシアW杯の旅】ソウル出発編

6/21(水)インチョンにて。

17:30過ぎに仕事を切り上げバタバタと帰宅した後、福岡空港から、21時発の韓国LCCのティーウェイ航空に乗ってインチョンに到着した。

今は、インチョン国際空港から2駅の雲西(ウンソ)というところの宿で書いている。

可能な限り、毎日書きたいと思う。(結局その後旅の期間中には書けず・・・)

さて、我が日本代表について少しだけ。
ハリルの解任劇以降、ハッキリ言ってW杯への熱が冷めてしまっていたのは事実だった。

半年前からロシアに行くことを決めていたから、今更ロシアに行かない選択は出来ない。

ツイッターでも「日本代表のことはさておき、ロシアの旅を楽しみたい」と呟いてきた。

実際にそんな気持ちだった。

W杯がなければロシアなんて行くこともないだろう。そうやって少しずつ自分に言い聞かせて、何とかロシアW杯へのモチベーションがこれ以上下がらないように、目を背けてきた。

そして、6/14に2018年ロシアW杯が開幕した。
やや深夜の時間に行われるが、睡眠を削れば観戦出来ないこともない今回のW杯は、悪くない環境でサッカーを楽しむことが出来ている。

日本としのぎを削ったはずのサウジアラビアが、開催国のロシアに惨敗し、アジアの低迷を確実に印象づけた開幕戦を見た時、普段の海外のフットボールシーンとは異なる、ナショナルチームが持つ独特の世界観に圧倒された。

すべての試合を観ることは出来ないが、可能な限り、試合を見るようにしているが、試合を見るたびに、世界のトップレベルの選手でさえ、普段通りのプレーを簡単にはさせてもらえないW杯に、クラブシーンとはまた違った魅力を改めて感じている。

今のところ予選のお気に入りの試合はいくつかあって、イラン対モロッコ、そして、メキシコ対ドイツが痺れる試合だった。

今大会は、下馬評の高いチームがなかなか勝てておらず、優勝がどこになるのか、混沌としている。

こうして毎日世界の国々の試合を観戦しているうちに、自分の中でW杯への熱がまたら戻ってきていることを強く感じたのが、ほとんど期待をしていなかった19日の日本対コロンビアの試合だった。

どんなプロセスを経て今に至っている日本代表であっても、やはり高揚感を抑えることが出来なかった。私たちの代表なんだ、と思うとやっぱり心の底さから応援したいという熱い気持ちが込み上げてきていた。

みんなそれぞれの4年間がある。

そう思うと、4年にたった1回しかない本当の真剣な勝負の場に参加できることにこの上ない喜びを感じた。

そして、結果はご存知の通りである。
勝負は水物。本当に分からない。

大会が終わった後にしっかりと検証や分析は必ず必要となるだろうが、消化試合になるだろうとしか思っていなかったセネガル戦とポーランド戦が俄然価値のある試合になろうとしている。

まさかまさかの展開である。

ドタバタ劇によって日本代表への熱を失ったが、W杯がまたその熱を取り戻させてくれた。

そして、日本の勝利によって日本代表への熱も取り戻しつつある。

明日は12時のフライトでカザフスタンのアスタナに向かう予定だ。

ロシアへの旅が始まった。ワクワクが止まらない。